今回私はこちらの米国産の200g274円の牛肩ステーキ肉を、ワインを使って柔らかくしてみました!


ワインを使って硬いアメリカ産のステーキ肉を柔らかくする事が出来れば、わざわざ高いお値段の和牛肉を購入する必要もなくなりますよね?なんとか、柔らかくしたいです!(切なる庶民の願い😊)
ワインでお肉が柔らかくなる原理


ワインによる効果
ワインには、リンゴ酸・乳酸・コハク酸・酒石酸などの有機酸が多く含まれています。
これらの酸が、お肉のphを下げる事で、保水力を高める働きがあります。
さらにカテプシンDと呼ばれるタンパク質分解酵素が活性化されて、筋原繊維タンパク質の熱による収縮を抑えて硬くなりにくくします。
またワインに含まれているポリフェノールやタンニンが、お肉の表面に膜をはって、焼いた時に肉汁を外へ流出させにくくする働きもあります。
料理をしてみた
では早速牛肩ステーキ肉を柔らかくする為の下準備をしていきましょう。
準備する材料
②赤ワイン(30cc)
③タマネギ(1/8)


下準備
ではステーキ肉を柔らかくする為のタレを作って行きます。


タマネギ自体がぬるぬるとしていて、非常に滑りやすいので、なかなか擦りにくい物が有ります。








そして冷蔵庫で3時間程度寝かした物がコレです。


焼く






焼いている最中には、肉から漬け込んだタレがじゅわ~っと出て来て、ワインのいい香りが漂ってきました。(私は中までしっかりと焼くウェルダム状態の物が好きです。)
そしてお肉を焼いている間に今度は、お肉にかけるタレを作ります。
①つけダレ
②蜂蜜(小さじ1/2)
③みりん(小さじ1)
④醤油(小さじ1)
⑤料理酒(小さじ1)








食べてみた感想






う~ん。。。やはりアメリカ産でしかも脂身の殆どない肩肉では、限界があるのだろうか?
今回の件を精査して、もう1回同じお肉を使って、ワインの漬け込みによって柔らかくしてみたいと思います。
2回目の挑戦
1回目の挑戦では、米国産牛肩ステーキ肉がいまいち柔らかくなりませんでした。


具体的な改善点
②漬け汁が染み込みやすくする為に、ステーキ肉を適当な大きさにカットしてみた。
③漬け込む時間を前回の3時間➡12時間にしてみた。
※ちなみにオレンジジュースなどの柑橘系の果物にも、お肉のタンパク質を柔らかくしてくれる"酵素"が含まれているそうです。












やはり2回目の改善点が功を奏しました。
強いて言うならば、何もせずにアメリカン牛を買ってそのままの状態で焼いた時と比較して、50%程度の柔らかさになる。そんなニュアンスで捉えて頂ければ幸いです。
(やはり脂身の少ない肩肉なので、ワインやタマネギなどを使って柔らかくするのには、限界があるようです。)


理由は、白ワインの方が赤ワインよりもタンニンの量が少ない為に、焼いた時にお肉の表面の硬化がなりにくい特性があるからだそうです。
是非あなたも、硬い外国産の牛肉を、ワインなどを使って柔らかくしてみて下さいね。🎶