ワインは飲むだけでなく、料理に使用する事でその料理自体もおいしくなります!実際にその一つの良い例が、ステーキ肉を焼いている時にシェフが、赤ワインを入れて焼くシーンをテレビの料理番組で、あなたも一度は見た経験が有ると思います。
今回はそんなワインを調味料として、料理に使った場合の効果と、赤ワインと白ワインでは、料理に応じて使い分ける必要がある理由についても、以下にまとめてみました。
是非あなたも、高いヴィンテージワインや高級ワインは非常にもったいないですが、安いワインを飲み残して、処分に困った場合は、是非お料理に使ってみてはいかがでしょうか?
目次
ワインの料理効果について
ワインをお料理に使うと以下の効果を得る事が出来ます。
肉を柔らかくする
ワインに含まれているタンニンは、タンパク質と結合しやすい特性が有ります。


魚の臭みを抑える


コクやうま味を加える


よい香りをつける
ぶどう自体に含まれる香り成分や、熟成過程によって生じる香り成分がアクセントになって、料理によい香りづけを加えてくれます。
味を引締める
ワインに含まれている酒石酸/リンゴ酸/乳酸/タンニンが、料理全体の味を引締めてくれる働きが有ります。
赤と白ワインは料理に使い分けが必要な理由とは?
そもそも赤ワインと白ワインは、発酵過程は同じですが、ぶどうの原料を丸ごと使うのか?それとも一部だけを使うのか?と言った、醸造方法が一部違います。
・「白ワイン」果皮や種子を取り除いた果肉のみを使い、アルコール発酵させる
よって赤ワインには、ぶどうを丸ごと使う兼ね合いで、ポリフェノールやタンニンや乳酸が、白ワインに比べて多くなります。
一方の白ワインは、リンゴ酸や酒石酸などの、有機酸の含有量が赤ワインに比べて多いです。


つまりワインを料理酒として使用する場合、それぞれのワインに含まれて主成分の違いによって、料理を作る際にも、使い分ける必要が有ります。
赤と白ワインに使う料理はコレ!
では次に赤ワインと白ワイン。それぞれのワインを料理に使う場合、どちらがおすすめなのか?をまとめてみました。
お肉料理


さらに赤ワインにはポリフェノール(赤色色素)が多く含まれているので、肉料理に使用する事で、その色素によって、より一層肉が赤く染まる効果も有ります。
ちなみにタンニンには、肉を柔らかくする効果も若干ありますが、より一層その効果を高める為には、お酢や玉ねぎや油など酸性の食材をプラスして漬け込めば、硬いお肉も柔らかく仕上がります。

お魚料理


理由は、白ワインには、リンゴ酸や酒石酸などの、有機酸の含有量が赤ワインに比べて多いからです。
この有機酸は、魚の持つ臭みを消したり、殺菌効果があるからです。
ドレッシング


白ワインを使用する事で、有機酸の持つ働きで、風味が増します。
さらに酸味の効果で、減塩効果も期待出来ます。
まとめ
ワインを料理酒として使用した場合の効果と、料理別に赤と白ワインを使い分ける必要がある理由を、主成分の観点からフォーカスしてみました。
赤ワインには、タンニンの効果によって、うま味成分やお肉を柔らかくしたり、風味をよくしてくれる働きがある事がわかりました。つまりお肉料理に使用するのが効果的。
一方の白ワインには、有機酸効果によって、魚の臭みや殺菌効果が有るので、マリネなどのお魚料理や、酸味効果によって、ドレッシングに用いる事がわかりました。
ちなみに料理との飲み合わせについても、
・お魚料理=白ワイン
と言った定説が有ります。
この理由は、お肉のような脂身の強い濃い味付けの食べ物には、同じく赤ワインのようなインパクトの強い飲み物を飲んだ方がお互いに、舌に味の印象が強く残るからです。(白ワインでは、お肉の濃い味付けに太刀打ちする事が出来ません。)
一方で、お魚料理に白ワインが合う理由は、魚の持つさっぱりとしたうま味成分に相乗効果をもたらす。逆に赤ワインだと、ワインの味のインパクトが強すぎて、せっかくのお魚のうま味の印象が、薄くなってしまうからです。
是非あなたも、ワインを飲むだけでなく、お料理にも上手に使い分けて、家族みんなが笑顔になれるお料理を作ってみて下さいね!
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